■ 出品地 ： 札幌市
■ 品名 ： YAMAHA XT600Ｚ TENERE （1VL） 1986~7
■ 国内初年度登録 1988年10月
■ 走行距離 ： 37266 ㎞
■ 車検 ： 2024 年 8 月 1 日
■ 付属品 ： エアエレメント、スピードメーターケーブル（２本）、タコメーターケーブル、クラッチケーブル、クランクケースカバーガスケット
クラッチ＆ブレーキレバー、チェーンガード、チェーンプロテクター、ハンドルスイッチ（右）、ステムトッププラグ
ナックルガード(取外し品）、グリップラバー(取外し品）、ハンドルスイッチ左(取外し品）、マフラーバッフル（自作品）


ネット上の情報や解説では、この型まで「ＸＴ600」で、次のカウル付きモデルから「ＸＴ600Ｚ」となっていますが、
正式には、初期型（30Ｌタンク）から「Z」が付きます。


ご存知の方は多いと思いますが、パリダカを走る為に作られたという生粋のラリーレイドで、
初代テネレにマイナーチェンジを施して1986～7年の２年間だけ作られた海外用モデルです。
現車は、車体番号横にリベット止めされた銘板から、オーストラリアからの逆輸入車らしく、
その為、海外モデルでありながら、スピードメーターは 「 ㎞/h 」 の表記となっています。

ラリーレイドゆえ、そのメンテナンス性は際立っており、サイドカバーはハメ込み、シートもキーによるロック、
ホイールのクイックオフなど嬉しく、サスペンションやフレーム周りの基本設計は当時の市販モトクロッサーYZと変わりません。
まるで、レーサーベースに公道走行用鉄製タンクにし、メーターを付け、最低限の電装を付加した、という様な感じがたまりません。
エンジンの掛かりも非常に良好で、600 ビッグシングルとは言えオートでコンプで無造作にキックでも簡単にかかります。
ABS 他の電子制御なども一切ない、シンプルなこのラリーレイドの機能美と、600 ビッグシングルの魅力を味わって下さい。

現車は、14年ほど前に憧れのバイクとして入手して整備し、大事に乗り大切に管理してきたものですが、
加齢による手や腰の故障により、比較的軽量のビッグオフローダーとは言え、走行時以外の取り回しが身に応えます。
転倒や怪我の可能性が高くなりましたので、せかっくの美品を台無しにする前に、何方か可愛がって頂けると幸いです。
いつも整備は万全の
■ カスタマイズについて
1，ナックルガードをヤマハワイズギャ製に交換。
2，クラッチケーブル取付部（エンジン側）のケーブル及びレリーズレバーの位置関係を改善して少し軽くしてあります。（小金具自作）
3，前後タイヤ（サイズ変更） ： 前輪 BS TW301 90/90-21 後輪 BS TW302 130/80-18 (前後共にミシュラン強化チューブ）
4，前後ホイールにビードストッパー装着 ： 二個対面で取付て高速走行じでも振動無し、かつパンクしても走れます。
5，自作フロントライトガード ： 小物入れ（古いスノーモービルの工具箱）とウインドスクリーンの為のも。（既存ボルトに挟み込み）
6，自作エンジンガード ： タンク、エンジン、シフトペダルのガードと、メインスタンドの取付ベースとなっています。（ボルトオン）
7，自作サイドパニアケース、フレーム ： 強度優先で作りましたので、左右完全一体物です。（ボルトオン）
8，自作リヤウインカーオフセットステー ： パニア取付の為
9，自作ヘッドライト調整 ： キャンプツーリング時に積載量が重くなった際に、＋ドライバーで簡単に上下のみ調整できます。
※ 車検時は、念のためにウインドスクリーンのみ外し、その他は取り付けたままで問題ありません。
※ パニアケース以外の自作物は、全て取り外して出品とも思いましたが、廃棄するしかなくなりますので、そのまま出品します。
不必要な方は、取り外してご使用をお願います。

■その他について
1，バッテリー ： 前回の車検前に交換しており、現在は問題ありませんが、安物を使ってますので持ちは良くないかもしれません。
2，オイル ： エンジンオイルは、少しやりすぎな感じですが、1000～2000 ㎞ で交換。その他はフロントフォークですが3年毎程度。
3，エアクリーナーエレメント ： 長距離走行毎など不定期に洗浄、現在はスポンジの接合部が剥がれてきますが、問題無いレベル。
4，タイヤ ： 前記のタイヤを、前回の車検前に交換、その後 70 ㎞ 走っただけなので、中央のヒゲが取れたレベルです。
5，チェーン ： ２000 ㎞ 程度使用、いつもガッチリ清掃と給油をしてますので、まだまだ問題ありません。
6，ブレーキ ： 前後共にある程度摩耗していますが、まだまだ問題ありません。（エンジンブレーキ主体、極力ブレーキを使いません）
7，クラッチ ： クラッチ板交換から約 5000 走行、経年変化の硬化でした、ビッグトルクで半クラッチの頻度は低く、摩耗は少ないです。
8，メーターケーブル ： 5年以上前に交換 スピード、タコ共に切れた事があり（時期距離不明）常に予備を所持してます。
9，電装のトラブル ： 10年以上前の乗り始め頃、イグニッション関係の配線接触不良1回、生線被覆不良でショート１回
（ヒューズが無くブレーカー仕様なので楽、フラマグなのでバッテリー等の保安電装死んでも走行可）
10，シート ： 入手時から座面後ろ側にピンホールが二つありますが、接着剤塗布にて全く問題ありません。
11，ステアリング ： 出品にあたり、ごく僅かに感じ始めてきたステムの違和感（ゴロつき初期）で稔の為、ステムベアリング交換。

12，リヤサスペンション ： 積載に備えイニシャルを上げ、漏れヌケ無、リンクは入手時に分解整備、以後はグリスニップル付きにて給油。
13，ヘッドライト、バルブ ： Ｈ4 バルブ に交換 標準 レベル 小型の角ライトですが、個人的には夜間走行でも充分です。
14，燃料タンク ： 入手時は付属品の美品が付いておりましたが、もったいないので品を入手し、板金塗装して使っています。
15，マフラー ： 入手時はバッフルが無くなっており爆音でしたが、自作品にはじまり、純正部品のアメリカ向けの部品を新品で装着。
※輸出先により型が違い、爆音そうな形が多い中でアメリカ向けが最も消音の利いた形状でした。
現在のバイクからみれば排気音はけっこう大きく、いい音ですが、測定の結果車検はなんとか問題ありません。

■ 現車に関する、ご注意
1，充分に整備しながら大切にしてきた美品とは言え、あくまでも私個人のオフロード車を見るにあたっての基準によるものです。
タンク右側のエクボをはじめ、写真では分かりにく細かい傷や表面劣化は沢山ありますが、その解釈は品であるという、
常識的な判断でご入札て頂けるものとしますので、ご了承の上でご検討、お入札願います。
2，付属品は写真の他に、バーツリスト（データ）とマニュアル（初期型テネレ）があります。

※ 当方は、レストア等も依頼され行っている修理業者ですが、出品の車両は純然たる自分の持ち物なので、
フルレストア的な整備は行っておらず、自分が満足するレベルの整備（修理）で済ませてあります。
したがって、年式なりに劣化や油の滲み等が発生する可能性は充分にありますので、
その点に関しましては、一般常識的な解釈でご検討願います。

写真では見えにくい傷や劣化に関して、落札後の苦情は一切受け付けませんので、ご了承の上で入札願います。
気になる方は、下見大歓迎ですので、質問欄にてお申し出ください。
また、車ゆえ短期間で故障発生という不運に遭遇する可能性も当然ありえます。 その点に関しましても、常識的なことですのでご了承願います。
■ 名義変更について
1、 車検が一年以上残っていますので、廃車して書類渡しは、ご希望が無い限りさけるべきと考えます。
2、 落札者様の所在や引渡し方法を加味した上で、落札後にご相談とさせて頂きます。

■ 引き渡し方法
1，原則的に、落札者様が引取り。
2，落札者様が、運送業者を手配ですが、デポ搬入料は事前見積にて、当方でも可能。
3、当方が搬送、一人分の出張費と車輛費（燃料費、有料道路料金等）が掛かりますので、質問欄にて事前見積をお申し付け下さい。

■ 返品、クレームについて
1，自信を持って出品しておりますので、原則的に返品、写真判断で商品に関するクレームは受け付けません。
2，明らかに当方の落度であるという、第三者の証明がある場合に限り、受領後１週間までは、検討はさせて頂きます。
3，つきなみですが、あくまでも一般常識的解釈でお願い致します。

是非、ご検討の程、宜しくお願い致します

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